2018年 09月 30日
豚肉のローストはシャンピニオンと煮込まれていてソースが実にいい出汁加減。
付け合わせのグリーンピースとニンジンの煮込みも野菜の旨味が実にいい感じ。
ここの社食のシェフは以前はどこかのそこそこのレストランで働いていたと聞いている。ちなみに社員負担額は0.5ユーロ。60円くらい。
同僚のイタリア人とスペイン人。今日の晩飯処はこの町でもっとも気に入りの店。今回で3回目だがいつも驚きの美味さ。パリの星付きの店でもこんなに美味しいものは食べた事ないという料理が出てくる。だいたい星付きレストランに行くと想像もしなかったような創造的料理が出てきてその味の意外性に驚く。
反面、庶民的に納得の行く旨さに欠ける事も多い。美味しいカレーや美味しいラーメンに通じる素直に旨い!と言いきれない事が多いのも事実。されど、この店はその両方が満たされている。創造的、斬新にして文句なしに旨い。
お通しはガスパチョ。スペイン人曰く、これは厳密にはスペインのガスパチョではなく別のバリエーションらしい。しかし彼も旨いと、納得。
オレの一品目はエビの天ぷらが出汁のスキューマに包まれたもの。 出汁は多分、魚介系のコンソメがベースだと思うが日本人的にも納得の旨さ。そこにエビの天ぷらの風味が加わってうまいのなんの。
なにせメニューはフランス語だけなので我々も往生した。オレとイタリア人はイタリア語、スペイン人は無論スペイン語ができる。同じラテン語つながりでなんとなく推測がつくものもある。
ウェイターのお姉さんに英語で尋ねたらフランス語で説明された。
不思議なもので我々3人のイタリア語、スペイン語、英語の能力を総動員すると言われた説明はなんとなく理解できた。
イタリア人はポークピカタを頼んだが、オリジナルのイタリアのピカタとは程遠い進化版。繊細でうまし。
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by passeggiatore
| 2018-09-30 17:10
| ヨーロッパ